夏は苦手。冬は寒さに浮かれて幸せ気分なのに。夏は食欲が落ちて鬱ばかり。 だから冒険にすがってきた。 けど今年はちょっとだけ立ち向かっている。 そうこのまま死ぬのだと悟っては、まだやるべきことがあるのだと自分と向き合っている。 変わり者に生まれ…

夢を見た。 わたしが鳥や狼になっても大木のように傍にいてくれる恋人がいた。 満ち足りていた。 鳥の番いは一生添い遂げる。なんて羨ましいんだろう。裏切りも猜疑心もなく、ただ相手を受け入れて信じ続けられるなんて、なんてなんて幸福なんだろう。 人間…

賃貸契約の更新で昔のメールのやりとりを見た まだ幸せそうな自分がいた わたしが思い描いていた明るい未来 そのひとつひとつが涙になって泡のように消えた 一人ってさ、本当に一人ぼっちなんだよ どこまで落っこちても誰も助けてはくれない 死の世界でさえ …

年を取れば取るほど、人間もただの動物に過ぎないと思い知らされることが多くなる。 天才も人の子で、たいして凡人と変わらないとか。 違いは一つの事に打込む時間なのだとか。 それと、出生。これが一番の要素だとしたら、不公平だよね。 けれど、その可能…