ボッチポッチ。ステーション

天涯孤独、もうすぐ消えるちっぽけな人生を生きる女が思うこと。

5月12日 世界一キライな最愛の人に

映画「世界一キライなあなたに」を見た。ほぼネタバレです。



評価が高くて前から気になっていたけど内容はまったく知らなくて、ただのラブストーリーだと思っていたらどんでん返しで引き込まれた。

まさかの尊厳死の話だった。

賛否両論なのも頷けるけど、だからこそ凄く良い映画だと思った。ヒロインの子がチャーミングで「アメリ」を思い出した。それと最後の方で気付いたんだけどハリーポッターのネビル役の人が出てた!がんばれー!

ああ、大安に尊厳死の映画を見せてもらえるなんて。有り難く宇宙からのメッセージを受け取らせていただきます。



尊厳死について。完全にネタバレします。
映画の影響ではないけど、自分の存在が愛する人を苦しめてしまうなら死んだほうがマシっていうのは凄くよく分かる。それで潔く死んでしまうんだから綺麗なお話だった。

尊厳死については様々な意見があるけど、反対意見の大抵はその人の考え方の押し付けだと思うんだよね。相手に自分の生き方を押し付けているように見えてしまう。もちろん親切心や愛ゆえだろうから死ぬのを止めるのを責められはしない、だからこの問題は永遠に平行線の賛否両論となるんだろうね。

私は本人が生きたいなら生きていてほしいけれど、自分が死ぬことで愛する人を守れるのなら尊厳死を選ぶ、そう選択することが間違いだなんて言えないよ。それもひとつの愛の表現なのだから。

本当に愛するのならその人の意見を尊重してあげることも愛だろうし、まったくもって映画に賛同してしまった。とてもとても悲しいけれど、受け入れなければならないこともあるんだよね。



私もいつかその時が来たら決断しなければ。