わたしという檻を作っているのはわたし
女という檻を作っているのもわたし
なぜだろう、ここからどうやっても出れない
この檻をどうやってこじ開けたらいいんだろう
わたしという檻に入っているのはわたし
何人もこの檻に入れてあげないのもわたし
この生き方を選択しているのはわたしなんだ
わたしだけがこの檻の鍵を持っているのに
どこかで失くしちゃった
今のわたしが持っているとは限らない
たぶん昔に引っ越しで失くしたまま
忘れてしまったままなんだ
鍵がどこにいっちゃったかもう考えることもできない
必ずしも望んでいた答えがみつかることはないってこと
今はこの檻から出ることも壊すこともできない
泣き叫んでも誰も助けには来ないから
わたしは独りなのだと受け入れるしかない
そうして檻が錆びるのを待つんだ
時が来たらありったけの力でぶち壊せばいいよ
それまで好きなだけ力を溜めればいい
その時を決めるわたしが新しい鍵だ