この世のどんなものにも価値がある
それを見出せるのは人ではなく
時である
時はこの世に存在するもの全てに平等である
等しく流れなくとも等しく与えられている
時が与えられたものは
別の時が与えられたものによって
認知されるかに関わらず
干渉し影響し合う
どんなに小さな変化でも
それは伝わって影響を残す
それが時が与える価値
どんな小さな破片にも時は与えられ
存在している限り
その価値を放ち続ける
(その破片は誰かの足を傷つけ、その傷を治そうと別の部屋へ行った途端、大地震が起きて、その破片があったところは崩れ去り、別の部屋へ行った足を傷つけた人は助かるかもしれない)
時の与える価値は不変であり無限だ
そうこの世に存在していることが無上の価値なのだ
人には到底判断できないだろう
自らでさえも自分の価値を判断することはできないのだ
真の価値は時だけが決められるのだ
だから、言葉を贈るなら
自分をそんなに責めるなよってこと
きみはきみだけで十分に価値があるんだよってこと